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創造的組織の資質(12)エニアッド(2)
ところでエニアッドについてだが、日本の神社でも九柱の神を祀るのはいたるところにみられる。
宮崎県の高千穂神社は天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほのににぎのみこと)ほか五柱の神々を高千穂皇神として祀(まつ)り、三毛入野命(みけぬのみこと)ほか九柱の神々を祀る。

神話には9という数字がよく出てくる。ギリシア神話のヒドラは、一つのからだに九つの頭を持つ想像上の海蛇というか龍。結構残酷にヘラクレスに退治される。同じく九つの頭を持った龍、九頭龍は、密教を守護する神といわれる。

北欧神話の主神にして戦争と死の神、魔術師オーディンは、九夜、槍でわが身を傷つけ、自らを犠牲にしてルーン文字の秘密、九つの魔法の歌を学んだ。

こうした物語は、九の神秘というより、暦法からきたのではないか。たとえば陰陽道で吉凶などを占う九曜星はインドの暦法から起こり、七曜星(日・月・火・水・木・金・土)に羅と計都の二星を加えたものだ。

また、魔方陣ともつながる。いまは数学パズルだがかつては人々が魔力を見いだしていた。中国では3×3の三方陣をもとに九星術占いが成立していった。

3×3の分類は日本文化の分類法で【九品】(ここの‐しな )と呼ばれる。上・中・下の三段階のそれぞれをさらに上・中・下の三つに分ける方法である。たとえば生け花では通常花型は真、行、草の三つに大別されるが、さらにこれらを真、行、草に分けて計九つの型で分類する。
世阿弥は『風姿花伝』で、能の役を、女、老人、直面、物狂い、法師、修羅、神、鬼、唐事の九つに分類している。後世それらは「三体」に集約される。「老体」(閑寂と品位)、「女体」(情緒と幽玄)、「軍体」(激しさと動き)である。

9柱の神々はどうだろうか?下記のように分類してみた。
アトムは始原的創発、デミウルゴスは媒介的制作、フェアリーは混沌的芸術創造である。

    A 創発genesis_B 制作teknee-poiesis_C 芸術art-poiesis
1 始原的___アトム     ___インド(3神)___ゼウス
2 媒介的___フォルトゥナ ___デミウルゴス ___ミューズ
3 混沌的___トリックスター___八百万神   ___フェアリー    



最も基本となる3×3。サンフランシスコ郊外のショッピングモールのウィンドウ。3×3のアート。 (Photo by Noboru Konno)



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